作曲をされている方ならおわかりになると思うのですが、昨今のDAW(作曲ソフト)には、購入したときから、数個のプラグインシンセがバンドルされています。一つのプラグインシンセには何百という音色が詰め込まれています。作家は一曲のために、膨大な音色の中から、いくつかの音をセレクトしなければいけません。

ジャンルによって、また、その他の音との兼ね合いによって、大体の音の方向はあるにはあります。だけど、繊細な音作りをしようと思うと、限られた時間の中で、その曲にぴったりのたった一つの音色を見つけなければならない。至難の業です。

私が今まで得意だと思っていたのは、ピアノ、オルガン、キーボードの音色。これは、どんなジャンルを作っても外さない自信がありました。しかし、全ての楽器の打ち込みを迫られ、様々なジャンルへの対応を迫られる職業作家は、これではとてもお話にならないわけです。


で、多少じっくり取り組める環境になったので、昨日は、納得できる音色が選べるかどうか、腰を据えて膨大な音色をひとつずつ聴いていたのです。そしたら、スネアのレイヤー音が選べた!これだ!って音が選べた!効果音も作れた!これは、まだまだなのですが、EDITとエフェクトで違和感のない程度に作れた!

今まで、時間のない中、膨大な音色を目の前に、途方に暮れたり、こんなんじゃ、到底、職業作家なんて無理だわよ・・・!と泣いたりしていましたが、なんだ!私できるじゃん!時間かかり過ぎだし、まだ課題はたくさんあるのですが、ちょっと先が見えたよ!

というのが、めちゃくちゃ嬉しかったのですが、誰にお話してもわかってもらえそうにないので、ブログに書いてみました。知らずにいい音をたくさん聴いていたからこそ、選べたのだと思うし、日本に生まれてよかったって思ったよ。



明 る い 未 来 。