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ビジネス書です。内容はビジネス書としての示唆に富んでいながらも、ヒューマンドラマのようで、あっという間に読み終えました。私も法人という形ではなく、しかも小規模ですが、人を集めてなんかやって結果を出そうとしたことがありまして、本当に身につまされました。
35歳からの「脱・頑張(がんば)り」仕事術 (PHPビジネス新書)
- 作者: 山本真司
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2011/04/26
- メディア: 新書
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twitterの 著者公式アカウント @sy_35 で、「本を買うともれなく著者がついてくる」キャンペーンをやっていらっしゃいます。
時には相談に乗っていただくこともありますし、なんかえらくフランクなtwitterでの企画ですが、若輩がこれだけのノウハウの蓄積がある方と直接やり取りさせていただけることが、どんなにすごいことなのか、いつも感激しております。
次世代を担うリーダーにも読んで欲しいけど、どんなにエリートに見えても、リーダーというのは、こんなに臆病で、こんなに不安を抱えて、孤独な中でやっているとわかって欲しい。そんな風に思いました。
私は、元々モチベーションの高いほうなのですが、それに気が付いたのは小学校二年生のときです。小さな催しモノのリーダーになって「なんでみんなやらないの?」という悲しい気持ちを抱きました。先生も無茶振りだったかもしれないけど、二度とあんな悲しい気持ちになりたくないと思った。その後も学校行事があるごとになにかしらリーダーになり、私の中の「なんでやらないの?」は今でも消えていません。
社会人になると、やる人だけで集まってやろうぜ!ってのもあるし、経済的にやらなきゃいけない側面もあるので、多少は楽です。だけど、根本的には一緒ですね。モチベーションが元々高い人間はそういない。
これから先、またなにか取りまとめるような役割が回ってくれば、この本を何度も読み直すことになると思います。これだけ赤裸々に書かれたビジネス書、現場リーダー論は今までになかったと思います。ただただ、多謝を。