レビューも兼ねて、使用感など。うちはADSLなのですが、ダウンロードに30分くらいかかります。DAWを起動させるのが怖いので、初めて落とした際、その間は軽いDAWで作業しました。家を空ける前に落とし始めるとか、お食事中に落とすとか、いいかもねと思いました。

映画のレンタルは30日間の猶予があって、レンタル店の一週間よりは融通が利くので、急な案件が来ても余裕が持てるので嬉しい。

だけど!

視聴を始めてからは48時間以内に観終えないといけない!怖い!48時間しかない!なんかドキドキしてきた!(←海外ドラマの観過ぎ)

バトル・ロワイアル [DVD]

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レンタルのランキング3位で、邦画ということで、見とくかなーと。

設定がとても甘く、その点が「リアル鬼ごっこ」を彷彿とさせます。しかし、設定が甘いだけで、登場人物が追い詰められるようなシチュエーションは好み。

設定はざっくりと「子供を恐れた大人達がバトルロワイヤルなるものを思いついて政府で実施」ですが、政治的に設定の裏づけをするのであれば「暴動を恐れて、暴動のはけ口として疑似体験させるなにかを政府で催す」だと思います。歴史を紐解くと、こういうシチュエーションに対しての裏づけのヒントはたくさんあると思うのですが、このあたり、脚本家の勉強不足なのか、映画の尺の問題だったのか、よくわかりません。その点で奥行きに欠けたかなと。こういうとこ、みんなあんまりなんにも思わないのかな。興業は大成功しているようで、それもまた「リアル鬼ごっこ」を彷彿とさせます。

シャッター アイランド [DVD]

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観始めて気が付いたのですが、字幕じゃなかった。映画は「英語のヒアリング」「映像と音楽の研究」も兼ねているので、ちっ。でした・・・。

孤島の精神病院。この設定だけでご飯三杯いける!というわけで、とても良かったです。脚本も俳優も、映像も音楽も!劇中にはジョンケージが流れます。とてもはまってますね。トラウマを抱えた主人公の妄想やフラッシュバックなども、映像としてとても上手く、美しく見せていたと思います。ラストはなるほどー!のどんでん返しもあり、苦しく切なくなる余韻もあり、とても良かった。

ところで、孤島という設定が何故魅力的なのか、ちょっと考えてみると、元から選択肢の少ない状況というのがいいんですね。その中で追い詰められ、更に選択を迫られる。他に選択肢がないので、視聴者もその問題を抱える主人公にフォーカスしやすい。様々な映画を「選択肢にフォーカスできるか否か」という視点で観ると、とても面白い。twitterでは「密室劇もそれだ」というご意見いただきました。まさに。あと、子供を誘拐された父親なんかもそうですね。選択肢が助ける他にない。心理的な密室ですね。

この主人公の俳優さん、あまり好きではなかったのですが、はまり役だったのか、プロの仕事なのか、魅せてくれました。ちょっと好きになった。こういったトリッキーな設定の脚本は、演じる人に結構苦労が多いように思います。知ってるのに知らない振りの演技とか・・・。わかってるのにわかってない振りとか、難しそう・・・。

というわけで、引き続き孤島萌えで参ります!

コンスタンティン [DVD]

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天国と地獄の物語です。美しい映画ですが、脚本がちと弱かったのかしら、バラけた感じでした。面白いなーと思ったのは、地獄って、いろいろ描き方があるのですよね。この映画では火を多用していました。日本でも昔から地獄絵図みたいなのはあって、まぁ、とてもバリエーションがあるし、描いてる人も結構楽しそう。だけど、天国って、なんでしょうね、この映画の中だと、光なんですよね。天国は絵にしにくいのかもなぁと。

神々が人間臭いということにもう少しフォーカスすると、映画としての意義があったと思います。あと、主人公が自己犠牲に至るまでの布石の打ち方が甘いと思う。もう少し「愛してしまったから自己犠牲に至った」が明確だと、自己犠牲のシーンもより際立ったのではと思います。うん、やっぱ、脚本がクリティカルではなかったと思うのです。

ハリウッドの脚本て、なんか気鋭の方々が集まってシビアな討議の上で作られるイメージがあり、クリティカルじゃないまま製作が進行してしまう事態というのが、よくわからない。なにに予算使っちまったんだ、俳優?みたいな・・・。

以上、48時間以内に観れた三本でした。ちょっと鬱々とした作品群ですが、作詞作曲の関連で、改めていろいろ考えてみたいことがあり、こんなセレクトでしたー。今からトラックメイクするです!オーケストラだとアレンジする、で、フロアものだとトラックメイクだね!ちょっとかっこいいかも。