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- 作者: 石井ゆかり,井上博道
- 出版社/メーカー: ピエブックス
- 発売日: 2009/11/01
- メディア: 単行本
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美しい本です。折に触れて読み返したい。大切な人への贈り物にしたい、そんな本。
「禅語」というのは、禅宗における先人達の言葉、ということで、誰もが知っているような有名な言葉もあります。作詞の為に読んでみよう、ということもありましたが、今回は石井ゆかりさんの一ファンとして購入いたしました。
私はもう 7 年くらい石井ゆかりさんの占いを拝見しています。ゆかりさんの占いは、当たるとか外れるとかではなく、本当に自分のことを思ってくれている友人が毎週いろいろと指南してくれている、という気分にさせてくれます。読むと心強くなるのです。ゆかりさんの文章力、その裏にあるお人柄がそうさせるのだろうなぁといつも感激しています。占いも確かに好きですが、当たる、当たらないよりも、誰かが誰かのことを想って文章を書いてくれている温かさに触れたくて、私は毎週石井ゆかりさんの占いを読んでいるのだと思います。
石井ゆかりさんの占いサイト
年間占いと週報
毎月の占いはこちらからMYLOHAS
「Astrology」
http://www.mylohas.net/astrology
twitterで(不定期)日々占いされています
http://twitter.com/ishiiyukari
禅語のサイトはいくつかありますし、解説もあるのですが、石井ゆかりさんが解釈されてゆかりさんの言葉で綴られた文章がとてもいいです。大好き。この人の言葉には人の深いところをいい方向にぐらっと動かしてしまうような力があると思う。それは、占いの文章をずーっと書かれていて磨かれたものだと思います。人へ言葉を伝えるときにどう伝えたら良いかをずーっと考えてこられた、その集積だと思うのです。本当に、素晴らしいキャリア(と言っていいのかな)だと思います。歌詞をコンペで書いていると、時々、その向こうに人がいるということを忘れてしまいます。自分でライブをするわけではなく、選ばれるか選ばれないかもわからない、そんな中で書き続けていると、なにか見失ってしまうときがあるのです。そういうときにも読み返したい、大切にしたい本です。石井ゆかりさんにもこの本も巡りあえて良かった。
珍しくウェットな感じですが、しんどいときも嬉しいときも、ずっと石井ゆかりさんの文章に支えられていたので、感慨ひとしおです。
全部素敵な解釈と文章なのですが、のっけからいたく感動してしまった最初の禅語だけ紹介させてください。
相逢不相識
共語不知名
お互いのことを何も知らないまま出会い、肩書きや名前もしらないままで語り合う。
この後、ゆかりさんの解釈文になります。感動します。私は最初から泣いちゃいました。感想なんかは延々と書けそうですが泣けてきたのでこの辺で。