梅雨で低気圧が続き、おまけに体調の悪さが重なってしまい、非常に優れませんでした。今日はちょっと持ち直してる感じです。辺り構わず当り散らしてしまい、自己嫌悪に陥っていたものの、懐深い人によしよししてもらったので、気を取り直して梅雨の読書にぴったりな本の感想を書きます。


イン・ザ・プール (文春文庫)

イン・ザ・プール (文春文庫)

軽快で、後味の良い短編集です。著者はコピーライター、プランナーを経たとあり、なるほど、シーンのコミカルさ、言葉のセレクトなどは小気味よさと突き抜けた面白さがあるよなーと思います。

実は映画で観ていたので本が届いてからアチャーと思って、先に後編の「空中ブランコ」を読んだのです。そしたら、主人公の精神科医がのキャラがめちゃくちゃ面白い。これは、映画のイメージとは全く違うなーと思ってこっちも読んでみたら、かなり内容は違いました。

シリアスなことを抱えていて梅雨に鬱々とした気分になっているならかなりオススメです!読み終わった後は体感湿度 13% 減(当社比)!


空中ブランコ (文春文庫)

空中ブランコ (文春文庫)

上記の続編で直木賞の作品です。書きなれてこなれてきた感まんまんで、伊良部先生のキャラが濃くなっています。めちゃ面白い。タイトルにもなっている「空中ブランコ」と野球選手の「ホットコーナー」の話が面白かったです。著者がスポーツがお好きとのことで、体を動かすときの力みや精神的なストレスから来るスランプの状態が見事に描かれています。この調子で、いろんなものを好きになって他の職業のエピソードもいっぱい書いてもらいたい!


そうそう、先日レビューを書いた「邂逅の森」も直木賞ですネ。「邂逅の森」は NHK ドラマになりそうな大作!という感じですが、こちらの方が現代的で軽快で売れ線で直木賞っぽいなーと思いました。

dramovies さんのオススメ本でした!ありがとうございますー。

http://blog.livedoor.jp/dramovies/archives/51353706.html


ヘビーなコンディションから抜け出すために、切らしていたミントティーを購入、半身浴を念入りに、今日は晴れたこともあってやっと持ち直していますが、なんかきつかったよ>< 周囲の方がもっときっついんですが、ここまでひどいのは初めてだったのでたぶん、今後あっても数年に一度とかだと思います。>< 同じ症状の方々はご自愛のほど!