ホリデイ [DVD]

ホリデイ [DVD]

最近のキャメロン・ディアスのはじけ方はどうなんだろうと熟考させられる一品。あは。


キャメロン・ディアス大好きです。そんなにはじけなくても私は貴女のことが大好きですと抱きしめて耳元で言ってあげたい。あと、ケイト・ウィンスレットも大好き。美男美女は見ているだけでハッピーですね。子役も天使みたいに可愛かった。


二つの恋愛模様が描かれています。一つは、幼少の頃の痛手から、キャリアが恋人となり、浮気した恋人とさっぱりと別れ、元恋人には血も涙もないと思われている(実際泣けない)という設定のアマンダ(キャメロン・ディアス)。もう一つは、元彼とずるずる続きながら三年間傷付き続け、とうとう婚約発表までされたのに、まだ元彼に付き纏われるアイリス。その二人が、クリスマスにお互いの家を交換して・・・。という物語です。


んーとですね、冷静に考えると、恋愛の揉め事なんかはお互いに非があると思います。この場合もアマンダは別れた彼に本当の心を見せられなかったのだと思うし、アイリスは自分の寂しさや弱さから元彼の電話などに応じてしまう。そう、お互い様。


しかし。


ここで私はあえて女性の味方をするぞ。女の人を綺麗にさせておかない男は恋愛の対象外だ。女に生まれてきたからにはちやほやされろ。女性の体にはリスクがいっぱいある上に仕事まで頑張らなきゃならない、はたまた綺麗でいなければいけない、その上恋愛で疲弊してどうするんよ。


な。


ところで、ハリウッドの往年の脚本家という人物が登場して

「昔は月に一本映画が出た。今は一日に7本、週のチャートで評価されてしまう。これではいい映画は作れない」


という意味のセリフが出てきます。ラットレースに巻き込まれている映画界を嘆いているのですが、作り手がラットレースに巻き込まれているという意識を持ってしまうと、ほんと、いい作品なんか出来ないと思います。


んー。どんな職業にもいえることかもしれませんが、マーケットに対して広い視野を持ちつつ、ラットレースに巻き込まれているという意識から抜け出すという感覚持てばいいのだと思います。それを持つまでには、もちろんスキルを積み重ねなければいけないし、精神的にいろんなシーンを潜り抜けなければいけないと思います。けどな、やった人はたくさんおるし、一人に出来ることは万人にできることらしいで。


というわけで、この映画も後味はなかなかよかったです。今日はお掃除して、ヨガして、歌うよー。