少し前に読んだ本です。薄い本ですが、納得の一冊。

アイデアのつくり方

アイデアのつくり方

広告業界→ハッピーリタイヤの著者がアイディアはどのように作られるかを解説しています。

膨大にインプットして、一旦それを忘れるというか、寝かせる期間を経て、リラックス時にポヨっと解が生まれる、みたいな感じ。これはグリムの「小人の靴屋」的な何かだし「U理論」的ななにかです。手を変え品を変え、いつの時代にも語られます。語り口として、ということであれば、私はグリム推しです。寓話とともに語り継がれるのが一番ステキ。なんでだろう。また今度考えてみる。

2/20 追記です。禅で言うところの「十牛図」も、加えておきますー。それぞれの説のプロセスの捉え方は違っていて、現代人に一番わかりやすいのはU理論なのかなぁ。いろいろ本が出ていますので目を通してみると楽しいかもです。

前提

前提はありますね。まず、アウトプットが明確なこと。著者のケースだと、広告業界で重要なポジションにいらっしゃったわけで、山ほどアウトプットしなければいけなかったんだろうなぁと思います。

そして、一見関係ないようなことも含めて膨大なインプットができるかどうか。興味が自然に向くならまだしも、「なんのためにこれをやってるんだろう」となると一番きっついところですね。一つでも成果があれば、またああいう風にすればいいんだなーとか思えるけど、取っ掛かりは大変かもしれん。しかしそこを超えていこう。いぇい。

最後のキモはそれを一旦リリースできるかどうか。私などもそうなんですが、あと一時間とか、一分一秒の締め切りに追われているとパソコンの前を離れ難い。以前はパソコンの前で粘ってしまうことが多々ありましたが、あまりよろしくないですね。あまりよろしくないというか、全く役に立たないです。がーっとインプットしたらぼーっとするのが一番です。知らないところで、脳みそとか心の中で結びついたり離れたり、いろいろやってくれます。ザッツ小人です。


オトナの世界

最後に、広告業界にいた著者はリタイヤされています。農園とかやってる。私なんかは例えばどんだけ経済的に豊かになっても創作活動からは離れられないだろうと思う。上記の流れを経て、モノが出来る過程というのはすごくエキサイティングだし、喜びも大きい。だけど、オトナの世界にはいろいろあるのかもなーという気持ちで読み終えました。

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作曲のペースがなかなか掴めません。昨年末くらいからコンスタントに書いていたのですが、オーバーワークだったのね。もう二年くらいこんなことを繰り返しているのだけど、作り始めると夢中になってしまって未だによくわからない!自分で情けなくて、最近はぐずぐずばっかり言ってます。ぐずぐず。今日はこれから歌詞案件です。ちょっと持ち直したのでがんばるるるる。